熱が出るとよく水まくらを使います。しかし、実際、水まくらを使ってもそれほど熱は下がりません。頭の後ろを冷やした位で、全身に出ている熱はなかなか下がってくれません。おでこを冷やすのも同じ様なものです。もし冷やすことで熱をさげるのであれば、わきの下や股の所など数カ所を同時に冷やさなければ効果は期待できないでしょう。日本ではあまり一般的でありませんが、熱を下げる方法で有効なのは、「暖かくしたお部屋で、ぬるま湯で全身を拭き、そのまま薄着で20〜30分放置しておくこと」です。水分が蒸発する際に気化熱を全身から奪って行ってくれるからです。熱がある時に大人にとって気持ちの良い水まくらも、大抵の場合、小さいお子さんはいやがります。そんな時には無理矢理我慢をさせて水まくらを使う必要はありません。体を拭く方法、一度試して見てください。
花茶
これは全く医学的根拠のない事です。風邪が治るのは体の中にインターフェロンという風邪のウイルスが増殖するのを抑える物質ができ、リンパ球などの免疫担当細胞が風邪のウイルスをやっつけてくれるからです。人にうつすことで治るというメカニズムはありえない事です。「A」さんが、周りの人に風邪を移して周りの人に風邪の症状がでる頃には、前述したメカニズムで「A」さんの風邪が治ることから、そのような事が言われるようになったのではないかと思います。
一般的に、同じお薬で内服薬と注射薬を比較した場合、注射の方が早く効くと言うことは言えるかと思いますが、その分、効いている時間は短くなります。じんましんの治療の時などには、注射薬の効果が発揮されるわけです。また、抗生物質に限れば、注射薬の方が効力の高い薬が多いと言うことは言えます。ですから、肺炎などを起こした場合、入院して点滴で抗生物質を投与するわけです。しかし、この場合の抗生物質の投与は最低でも1日2回必要で、場合によっては3〜4回と時間毎に使わなければ効果が期待できませんので、入院が前提となるわけです。一方、風邪などの外来での治療に関して言えば注射薬の出番はほとんどありません。ですから、時と場合によりけりで、常に注射がいい、よく効くとは言えないのです。
確かに赤ちゃんはお母さんから免疫をもらっています。ですから、お母さんが麻疹や風疹などの免疫をもっていれば、赤ちゃんもそういった病気に対する免疫をしばらくもっていますが、お母さんでもひいてしまう風邪にはかかります。お母さんからもらった免疫の有効期間は、病気の種類によってまちまちです。主な病気の有効免疫期間は次のように言われています。
扁桃腺という言葉は間違いで、扁桃が正しいのです。扁桃は以前は「腺組織」と考えられていましたので、「扁桃腺」と呼ばれていましたが、腺組織でないことがわかったため、現在は「扁桃」と腺をつけない使い方が正しい使い方です。従って、扁桃腺炎ではなく、扁桃炎が正解です。今でも慣例で扁桃腺と言っている場合が多いようですが。ところで、この扁桃ですが、元々は中国語でアーモンドのことだそうです。
生薬